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No Side History
第25話:ノーサイド応援団発動
僕はクラブチーム時代、所属リーグの選抜メンバーに選ばれたことがありました。
その選抜チームの公式試合に出場した時のこと。
各チームの主力が集まる精鋭揃いの中でいかにチームに貢献しながら自分のアピールが出来るかを考えながらプレイしているとスタンドから何やら大声で叫ぶ声が… ラグビーではあまり見かけない応援ということもあり、試合中にもかかわらず、妙に気になったので耳をすませて聞いてみると…
「たぁーけぇーうちーっ!!!」と言ってるではありませんか(笑)!!!
いやぁ〜、それがめちゃくちゃ嬉しかったんですっ!!!!
ラグビーであんなに大声で応援されたのは始めてでしたし、レフェリー含めグラウンドに30人以上いる中でラックやスクラムにまみれる自分一人を見てくれてる人、応援してくれる人がいる!
それを知った時の感動たるや、高揚たるや、まさに筆舌に尽くし難い、感激の極みの瞬間でした。
以来、いつかこの応援を日本代表にも送りたい、そう常々思っていた矢先、先のマユちゃんから持ちかけられたのが日本代表の応援をみんなで一緒にやりませんか?という提案でした。
それこそが「ノーサイド応援団」結成の発端。
コンセプトは「ポジティブ応援!」
どんな状況でも絶対に野次は飛ばさずに前向きな言葉で応援しよう!と。
思い立ったが吉時、すぐさま日本代表戦のスケジュールを確認後、マユちゃんと容子が中心となって日本代表登録メンバー全員のネームボードを制作。
初陣となった2013年5月4日のアジア5カ国対抗「日本代表vs韓国代表」戦@秩父宮ラグビー場では
なんと!初の試みにもか変わらず40人以上もの参加者が集まり、みんなで声と心を一つにネームボードを掲げながらグラウンドで死闘を繰り広げる日本代表選手の皆様へ
「せぇーのっー!きーんちゃーん!!」や「せぇーのっー!かべーっ!!」 といった感じで大声援を送りました!
試合終了後、スタンドの他の場所にいらっしゃったたくさんの知り合いのお客様から称賛や次回参加のお声を頂き、
さらには「マスター達の声、グラウンドでもがっちり聞こえました! めちゃくちゃ心強かったです!有り難うございました!」と 数名の日本代表選手からも直々に御礼のメールを頂きました!
その後、ウェールズ代表来日を記念し、1983年10月22日にウェールズ・カーディフのアームズパークで行われたウェールズ戦において29対24という死闘を演じ 、レッドドラゴンをあと一歩のところまで追いつめた当時の日本代表から、SO松尾雄治さん、PR石山次郎さん、LO林敏之さん、 FL千田美智仁さん、HO藤田剛さん、WTB金谷福身さんがノーサイドクラブに一同に集った「釜石ナイト奇跡の一夜」をきっかけにスクラム釜石さんとの連合大応援団も実現。
早くも見え始めた2周年の背中を見据えつつ、来たる大イベントに向け、さらに次への準備に励むのでありました...
(明日へ続きます)
★from 容子
「ノーサイド応援団。沢山選手の名前書いたなぁー!
パソコンっていう便利なものがあるこの時代に手書きにこだわり…
続けてこられたのもみんながいてくれたから。
まゆちゃんとやり始めた事が沢山の人を巻き込んで大応援になれた!
小さく始めたことが大きくなって、そして続けられてる事。
すごいなぁって…! 今日も感謝です。」