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No Side History
第33話:ノーサイド、そしてキックオフ
さて。
4/5からの臨時休業と同時に始めて以来、三十三日間に渡り、綴ってきた「ノーサイドヒストリー」ですが、今回をもって一度、筆を置かせて頂きます。
実のところ、本当はもう早く区切りを付ける予定でしたが、毎日の皆さまからの励ましや嬉しいご感想などのメッセージに背中を押されて、 予定よりも話数、文章とも大幅に増量、嬉しい誤算のもとここまで続けることが出来ました。
駄文拙文にもかかわらず、一ヶ月以上にも渡り、ご一読頂き、本当に、本当に有り難うございます。
またこちらの勝手で一旦終了とさせて頂くこと、大変申し訳ございません。 僕は飲食業界とラグビー界で生きていく術を全く知らなかったので、オープン以来、本当に苦労の連続でした。
一寸先、ではなく、今が闇。
財布や銀行口座の残高も底をつき、全く先の見えない未来に何度も挫けそうになりました。
もしあの頃、どなたかから「飲食店をやりたいのですが…」と
アドバイスを求められたら、二つ返事で「止めておいた方がいいです」と答えたでしょう。
でも、自信も経験もなかったからこそ無邪気で真っ直ぐにチャレンジし、トライ&エラーを繰り返しながらも七転八倒、諦めず、 幾度となく立ち上がり、何とか今に至ることが出来たと思っています。
それが出来たのは何より、 そんな激動の日々にお付き合い頂き、叱咤激励の上、一緒にお店を支えて頂いた容子、スタッフのみんな、 ラグビー選手/関係者の皆さま、取引先の皆さま、そしてお店に足を運んで下さるお客様方のおかげに他なりません。
本当に有り難うございます。
ノーサイドクラブは週明け5/11(月)から、スタッフのマスク着用、手はもちろんテーブルやドアノブ、イスなど店内全体の定期的なアルコール消毒、 間隔にゆとりを持たせたお席の配置、店内ご案内者数の制限、店内換気の徹底に最大限に注意を払いながら 月/水/金の三日間、16時〜20時という時間限定にて段階的に営業を再開致します。
営業が出来ず、苦しかったこの一ヶ月間、皆さまからのコメントやいいね!が何よりもの励みでした。
ヒストリーは一旦ノーサイドを迎えますが、お店は再びキックオフします。
この続きはまたお店で。
最後に大人になった僕が今、一番好きなパンチラインで締め括りたいと思います。
「俺が夢を捨てなければ夢は俺を捨てない。成功が努力よりも先なのは辞書だけだ。」
(Zone the Darkness「震エテ眠レ」から抜粋。)
来週からまた”感謝"と”神泡”、二つの「か」と共にお待ちしています。
三十三日間、本当に有り難うございました。
ノーサイドクラブ マスター(竹内方和)