高田馬場にあるラグビーダイナー「ノーサイドクラブ」

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Noside History

「第八話:2011年ラグビーワールドカップ開幕」


2011年9月9日、ラグビーワールドカップ2011NZ大会開幕!!
2011年2月、このお店との風雲急を告げる邂逅。
以来、半年に渡って濃く太く熱く頭に思い描いてきた”その日"が遂にやってきました。


開幕戦は「NZ vs TONGA」。
お店で迎える初めてのW杯を眼前に戦々恐々とした気持ちで慄きながらオープンすると開店間も無くNZやトンガ、ウェールズ、フランスなど高田馬場では間違いなく普段見かけることのない様々な外国の大柄なラグビーファンがそれぞれの国歌を大声で歌いながら怒涛の如くご来店!


オープン以来、客層の99%が日本人だったノーサイドクラブは一瞬にしてW杯のダイバーシティな雰囲気に包まれる国際色豊かなラグビーパブへと一変しました。

ほとんど時差のないNZでの開催ということもあり、予選/プレーオフ問わず、試合のライブ放映日はほぼ満席。

期間中、ラグビーファンの皆さまはもちろん、選手、OB、メディア関係の方々にも多数足をお運び頂けたのですが、中でもラグビー経験者だったというサモアの大臣閣下がお忍びで来られたのにはびっくり!


加えて余談中の余談ですが、この時期、後に大親友となる溢れ落ちそうなアーモンドアイと和太鼓のようなお腹、181cm 108kgの巨体を揺らす、とある琉球人a.k.a.泡盛大臣が アメリカ代表という極めて珍しいジャージを着て人知れずお店を訪れていたことはまだ知る由もありませんでした...


そして日本代表戦。
フランス、NZ、トンガ、カナダとの予選リーグを通して、決して喜ばしい結果ではなかったかもしれませんが、ノーサイドの笛がなる瞬間まで全力で走り続ける選手へ向け、みんなで桜のジャージを着て、君が代を謳い、声が枯れるまで声援を送り続ける。

それまでもテレビでは第二回以降、W杯をずっと見てきてはいましたが、お店で初めて体験したみんなで応援し、喜怒哀楽を共有しながら一つになる、そのかけがえのない一体感が生み出す心のスクラムを組んだ瞬間の嬉しさは一生忘れられません。


お店をやって本当に良かった!
これこそがお店をオープンしたかった一番の理由だったんだ!
そう、強く感じました。


同時にW杯最終戦となったカナダ戦、勝てた試合を最後同点に追いつかれて絶対に悔しくないわけがないにもかかわらず、その感情をグッと堪え、半年前に大震災を被ったクライストチャーチと日本へ向けた菊谷崇キャプテンによる心温まる英語のスピーチには感動。

同じ日本人として、菊谷キャプテンを心から誇りに思いました。

試合が終わるまでは冗談とも本気とも取れるちょっかいの応酬でお互いにバチバチ(笑)ですが、終わった後はすぐさまお互いの健闘を労い、握手して乾杯、そしてノーサイド。 そんなファンの姿を通して、プレイヤーとして感じていた魅力とはまた違う、許容と多様性に富んだラグビーというスポーツの奥深さと素晴らしさを肌で感じたと同時に毎夜、目の前に広がる夢に思い描いていた、まさに”ノーサイドクラブ"というその名の通りの光景には涙腺が緩まずにはいられませんでした。


決勝戦でNZ代表のハカにVの字で対峙したフランス代表に胸を熱くすることも決勝点を決めたスティーブン・ドナルド選手の短いジャージにクスッとすることもなくお店に入りきれないお客さまの数、嘘みたいに次々と消費されていくビールなどカウンターの中は文字通りてんやわんや(笑)。

でしたが、だからこそ、あのようなカオスな状況を楽しめたんだと思います。

全てが初めて尽くしとなったこのW杯では毎日が事件やハプニング続きでしたが、その中でも特に3つ、皆さまにどうしてもお伝えしたいエピソードがあります! が、それはまた明日ということで!

いつもご一読、本当に有り難うございます。

(明日へ続きます)



★Message from 容子
「ラグビーバーをやりたくて、ラグビーが大好きなマスターを尻目にワールドカップの素晴らしさを知ることもなく
忙しい日々をただただ必死にお店を走りまわっていました。
そりゃそうだよ、お店始めてラグビーを知って、まだ数ヶ月だもん...
当時のがんばった自分を褒めてあげたいです(笑)」

 

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